11 照明設備計画
目的
適切な照明配置を行い、器具を選定します。
効果
照明エネルギーを 30〜50% 程度削減
できます。
省エネ手法
次の3つがあります。
手法1 機器による手法
消費電力が少なく長寿命な照明機器を採用する手法です。
ポイント
効率が高い<光源>と<器具>を選択することが必要です。
(光源:ランプ、器具:ランプを含めた器具全体)
(光源:ランプ、器具:ランプを含めた器具全体)
表 機器単体による省エネルギー手法例と効果
| 省エネルギー手法例 | 省エネルギー効果 (電力削減割合※1) |
白熱電球(60W)を電球形蛍光ランプ(13W)に交換する![]() |
78%
|
一般蛍光ランプ(40W)をHf蛍光ランプ(32W)に交換する![]() |
20% 明るさ14%アップ |
環形蛍光ランプをHf二重環形蛍光ランプに交換する![]() |
45%
|
フットライトの白熱電球(5W)をLED(0.35W)に交換する![]() |
90%
|
一般的なダウンライトを高効率反射板ダウンライトに交換する![]() |
0%
明るさ31%アップ (床面の照度) ■計算条件 |
手法2 運転・制御による手法
調光や点灯の制御システムを導入する手法です。
ポイント
住まい手の意思に頼る手動のシステム、消し忘れを防止できる自動の制御システムがあります。照明の配置計画と関連づけて検討することが重要です。
表 各制御方法の特徴と省エネルギー効果
| 制御方法 | 動作 | メリット | デメリット | 省エネルギー 効果 |
|---|---|---|---|---|
| 調光スイッチ | 必要な時に手動で調光する | 最適な明るさに設定できる | スイッチプレートが大きい | 小〜中 |
| リモコン | スイッチを移動可能とする複数の機器を一括して操作する | スイッチ位置まで動く必要がない | リモコン自体がなくなると不便になる待機電力が必要 | 小〜中 |
| タイマー | 設定した時間だけ点灯する | 無駄に点灯しない | 設定する手間が必要 | 小 |
| 人感センサー | 人の体温および動きをセンシングする | 無駄に点灯しない | 動きがないと消灯してしまう | 小〜中 |
| 照度センサー | 照度(昼光)をセンシングする | 無駄に点灯しない | 設置位置が不適切であると、正確な明るさを検知できない | 中 |
手法3 設計による手法
室の用途や行為に応じ、一室一灯と多灯分散の照明方式を使い分ける手法です。
ポイント
一室に複数の照明器具を分散して配置する<多灯分散照明方式>は、適切な配置と使い方を検討することで、省エネルギーを実現できます。
多灯分散照明による照明パターンの例
シーン例1 (全点灯)
シーン例2 団らん等(シャンデリア+ペンダント1灯)
シーン例3 映画鑑賞等
(ダウンライト50%+フロアスタンド1/2点灯+デスクスタンド)
一室一灯照明と比較して一日の消費電力量は60〜130%とばらつきます。長時間全点灯すると増加するので、適切な点灯・調光が大切です。
効果の達成方法の例
3段階のレベルで照明エネルギー削減の効果が見込まれます。
レベル0
従来型の照明設備計画
→ 削減効果 なし
レベル1
機器による手法の採用 (手法1)
→ 30%程度 削減
レベル2
機器、運転・制御による手法の採用 (手法1+手法2)
→ 40%程度 削減
レベル3
機器、運転・制御、設計による手法の採用 (手法1+手法2+手法3)
→ 50%程度 削減





