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太陽熱給湯
目的
太陽熱を利用した給湯システムを導入します。
効果
給湯エネルギーを 10~30%程度削減できます。
省エネ手法
次の3つがあります。
手法1:ソーラーシステムの採用
不凍液を用いるソーラーシステムを用いることで、冬期も集熱を行うことが可能です。

図 ソーラーシステム 強制循環式(間接集熱)
ポイント
循環ポンプの消費電力量が大きいため、循環ポンプの省電力化が望まれます。
手法2:集熱部の面積を確保し、適正な方位・傾斜角で設置
気温や日射条件に合わせて集熱面積を適切に選ぶことが、太陽熱給湯設備の設計において最も重要です。
集熱面積の要件
手法 | 有効集熱面積 | 省エネルギー効果 |
手法2a | 2.5㎡未満 | 小 |
手法2b | 2.5㎡以上3.5㎡未満 | 中 |
手法2c | 3.5㎡以上4.5㎡未満 | 中 |
手法2d | 4.5㎡以上5.5㎡未満 | 大 |
手法2e | 5.5㎡以上 | 大 |
ポイント
温暖地の集熱面積としては、4~6㎡程度、方位はなるべく南正面、できない場合は西面を優先に検討することが大切です。
手法3:補助のガス・石油給湯機との適正な接続
給湯の消費エネルギーを抑えるには、太陽熱給湯が分担する割合を上げることが非常に重要です。


図 ソーラー接続ユニットの接続方法と一般的な挙動
※左の図が太陽熱の温水温度≧補助熱源の給湯設定温度の場合、右の図が太陽熱の温水温度<補助熱源の給湯設定温度の場合となります。
効果の達成方法の例
以下のレベルで給湯エネルギー削減の効果が見込まれます。
(6(Ⅳb)地域でソーラーシステムによる手法の採用の場合)
太陽熱を利用しない給湯システムを含めたレベルについては、「給湯設備計画」を参照して下さい。
レベル0 | 従来型の給湯設備のみを使用し、省エネルギー手法を活用しない → 削減効果 なし |
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レベル1 | 集熱面積2.5㎡未満(手法2)で補助熱源を接続しない → 10%以上 削減 |
レベル2 | 集熱面積2.5㎡以上5.5㎡未満(手法2)で補助熱源との適切な接続(手法3) → 20%以上 削減 |
レベル3 | 集熱面積5.5㎡以上(手法2)で補助熱源との適切な接続(手法3) → 30%以上 削減 |