10 給湯設備計画
目的
適切な熱源方法を選定し、高効率な給湯設備を導入します。
効果
給湯エネルギーを 10〜50% 程度削減
できます。
省エネ手法
次の4つがあります。
手法1 太陽熱温水器の採用
「05 太陽熱給湯」を参照して下さい。
手法2 太陽熱給湯システムの採用
「05 太陽熱給湯」を参照して下さい。
手法3 高効率給湯機の導入
熱源の種類に応じた高効率な給湯機を導入する手法です。
ポイント
ガスが熱源の場合、潜熱回収型ガス給湯機を導入することで、15%程度のエネルギー削減効果が見込まれます。

図 潜熱回収型ガス給湯機のしくみ
ポイント
電気が熱源の場合、自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機を導入し、貯湯温度や貯湯量を「節約」「おまかせ・湯量少なめ」などの省エネモード設定とすることで、35%程度までのエネルギー削減効果が見込まれます。ヒートポンプユニットや貯湯ユニットの設置スペースが必要となります。

図 自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機のしくみ
※給湯機に投入される電力の「100」は2次エネルギーの値を示しています。2次エネルギーの電力の100は、1次エネルギーに換算すると約270に相当します。したがって1次エネルギーで考えると、エネルギー投入は約270となり、給湯として300のエネルギーを得ることになりますので、111%の効率となります。((300/270)×100=111%)
手法4 給湯設備各部の省エネルギー設計手法
給湯配管方法(工法、経路、保温措置等)を工夫し、給湯量節約器具を採用する手法です。
ポイント
湯温調整時の捨て水を削減するために、湯温調節が容易なサーモスタット式混合栓やシングルレバー混合栓の使用が推奨されます。

図 混合栓による捨て水量の比較

図 給水・給湯水栓金具の例
効果の達成方法の例
太陽熱を利用する給湯(「05太陽熱給湯」参照)を含め、以下のレベルで給湯エネルギー削減の効果が見込まれます。
レベル0
従来型の給湯設備のみを使用し、省エネルギー手法を活用しない
→ 削減効果 なし
レベル1
太陽熱温水器 (手法1)
潜熱回収型ガス給湯機 (手法3)
給湯設備各部の省エネルギー設計手法 (手法4) の3つのいずれかを採用
潜熱回収型ガス給湯機 (手法3)
給湯設備各部の省エネルギー設計手法 (手法4) の3つのいずれかを採用
→ 10%以上 削減
レベル2
太陽熱温水器 (手法1)と潜熱回収型ガス給湯機 (手法3)
潜熱回収型ガス給湯機 (手法3)と省エネルギー手法 (手法4)
自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機 (手法3) の3つのいずれかを採用
潜熱回収型ガス給湯機 (手法3)と省エネルギー手法 (手法4)
自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機 (手法3) の3つのいずれかを採用
→ 20%以上 削減
レベル3
太陽熱給湯システム (手法2)
太陽熱温水器 (手法1)、潜熱回収型ガス給湯機 (手法3)と省エネルギー手法 (手法4) の2つのいずれかを採用
太陽熱温水器 (手法1)、潜熱回収型ガス給湯機 (手法3)と省エネルギー手法 (手法4) の2つのいずれかを採用
→ 30%以上 削減
レベル4
太陽熱給湯システム (手法2)と高効率給湯機 (手法3)
太陽熱給湯システム (手法2)、高効率給湯機 (手法3)と省エネルギー手法(手法4) の2つのいずれかを採用
太陽熱給湯システム (手法2)、高効率給湯機 (手法3)と省エネルギー手法(手法4) の2つのいずれかを採用
→ 50%以上 削減
