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自然エネルギー利用改修・設備の省エネルギー改修

概要

ガイドラインでは、躯体の省エネルギー改修を主に紹介していますが、附録として自然エネルギーを活用した省エネルギー改修と設備の省エネルギー改修の概要についても紹介しています。住宅の省エネルギー化には、躯体の断熱・気密改修だけではなく、風や太陽の光と熱などの自然エネルギーを活用できるようにしたり、設備機器を更新したりする改修も効果的です。
これらは、新築向けの『自立循環型住宅への設計ガイドライン』で紹介されている内容に、改修の視点を加え概要をまとめたものです。

自然エネルギーを活用した省エネルギー

自然エネルギーの活用としては以下の項目があります。

  • 自然風利用
  • 昼光利用
  • 太陽光発電
  • 日射熱利用
  • 太陽熱給湯

自然風利用

  • 自然風を活用する技術は、住まい手が開口部を適切に開放することを前提としています。開口部の防犯性向上のための改修も、住まい手が安心して開放するために有効な工夫の一つです。また、外部に面した開口部だけでなく、内部建具を工夫し開放的な間取りにすることで室内の風の通り道を確保することもできます。
  • 開口部の断熱性能向上と同時に防犯性向上も目的とした改修を行うことで、住まい手に安心感を与えながら開口部の開放を促すことにつながり、通風の手法を積極的に導入することが可能となります。
  • 内部建具を工夫し、開放的な間取りにすることで風の通り道を室内に確保することができます。

自然風利用について詳しくはこちら

設備の省エネルギー改修

設備の活用としては以下の項目があります。

  • 暖冷房設備改修
  • 換気設備改修
  • 給湯設備改修
  • 照明設備改修
  • 高効率家電機器の導入
  • 水と生ゴミの処理と効率的利用

暖冷房設備改修

  • 断熱改修を行うと室内の環境が良好になり暖房負荷も減るため、選択できる暖冷房設備も変わります。
  • エアコンの機器効率は、その負荷率に依存するため、適切な容量のエアコンを導入することが重要であると言えます。断熱改修や日射遮へいを行うと暖冷房負荷が減るため、同時にエアコンの機器容量の見直しを考慮することも重要です。また機器容量が小さい機械には高効率な機器も多いため、機器容量の適切な見直しと、定格効率の良い機器を選べる両方の効果が期待できます。
  • エアコンは断続運転を行うとエネルギー消費効率が低下します。従って、例えば、断熱改修(平成4年基準相当以上)によって建物の暖冷房負荷の減少が見込まれる場合、8帖の部屋でも6帖用のエアコンを設置するなど、なるべく断続運転をしないような運転の仕方が省エネ上、望ましいといえます。

暖冷房設備計画について詳しくはこちら

換気設備改修

  • 省エネ改修によって住宅の気密性が高くなることで、改修前は居住者が知らずに生じていた自然換気(漏気)が少なくなります。その結果、生活行為で必ず発生する水蒸気等の排出によって、断熱性能が向上したにもかかわらず、結露やその他の空気質の問題が以前よりも生じがちになることも考えられます。そのため省エネルギー改修とともに全般換気設備(24時間換気)に関する検討が必要です。
  • 全般換気設備は24時間365日稼働することから、省エネルギー性と風量の維持に配慮した機器の選択が必要となります。ダクトや外部フードの圧力損失の低減、高効率ファンの採用および換気量を長期にわたり維持するためのメンテナンスを意識した計画とすまい手への注意喚起が重要です。

換気設備計画について詳しくはこちら